占い師のビッグブルーです。
タロットは、「人」を描写するのに適した占いです。
タロットが示す人物像を、映画になぞらえたら?というコーナー。
今回は、タロットカード「正義」と、映画「セブン」。

タロット 正義の正位置 どんな人物?
正義感、正しさ、平等、安定、公平な判定、バランスが取れた状態
「力」のカードの関係性には上下関係がありますが、正義はもっと対等に真正面から向き合う感じです。
正々堂々とした関係性なので、このカードが出た2人は風通し良く意思疎通を図れるでしょう。
また、知り合ったばかりの人を見た時にこのカードが出たら、下心なくあなたに興味を持ってくれています。
ただ、急激に心を動かされた感じも、タロットの涼しい顔の絵柄同様、まだない状態です。
タロット 正義の逆位置 どんな人物?
不公平、偏見、正当防衛の主張、他人への厳しい批判、モラルハラスメント
誰かに肩入れや依怙ひいきしたりの、バランスを欠いた状態です。
人間関係がうまくいっていない職場などによく出るカードです。
お前が悪いからこうなるのだと、相手の罪悪感を利用して責め立てたり。
過剰な正義感も一線を超えると、決して褒められるような言動にはならないことが多いのも、正義という言葉の怖さです。
また逆に、被害者だと弱さを武器にするのも逆位置の人物の特徴です。
どんな場面の関係性でも、「正しさ」ばかりを追求すると息苦しくなり、離れていってしまうものです。
タロットに絡めた映画のお話
この映画の完成度には、公開当時、本当に衝撃を受け、30年経った今でも私の中でのトップ3に入る映画です。
7つの大罪をこの映画を見て知りましたが、大食、高慢、怠惰、強欲、性欲、嫉妬、憤怒…多少の違いはあれど、誰もが身に覚えのあるものばかりだと思います。
私はと言えば、この中で一番嫉妬が醜いと思っていて、なぜなら、この感情に長いこと苦しめられたからです。
私よりも可愛い、スタイルが良い、モテる、優秀だ、良いものを持っている…そんなことで胸をじりじりと焦がすのは、本当に苦しいんですよね。
でもいつの間にか憑き物が落ちたように、嫉妬の感情がほとんどなくなっていました。
嫉妬の感情がないだけで生きるのがこんなに楽になるのかと思うのですが、特定の感情を悪と感じ続けることも、ある意味で未だ囚われているのかもしれません。

ここからネタバレ
そしてそんなふうに悪しき感情を持つだけで罪となるならば、誰もが罪人なわけで。
そして最も悪いのは、自分の基準で他者を断罪することのわけで。
そういう視点で見ると、ミルズは公として断罪できる立場ではあれど、それを封じられた状態で、私として復讐することを選んだ。
ジョン・ドゥが作り上げた、本当に救いのない殺伐としたラストに暗澹たる気持ちにさせられつつも。
隅々まで完璧な絵画を目にしたようなカタルシスを覚えるのです。
この映画が公開になった頃は、インターネットもなく、人の心の闇を覗き見ようとしたら、それ相応の情報収集をしないとわからないものでした。
でも30年経った今となっては、手元のスマートフォンで嫌でも向こうから目に入ってくる時代になっています。
人が人を断罪し、晒しあげる世界が簡単に目に飛び込んでくるんです。
「これがジョン・ドゥの見たかった、いびつな正義の世界」
そう思うとなんだかやるせない気分になるんですよね。
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