占い師のビッグブルーです。
タロットは、「人」を描写するのに適した占いです。
タロットが示す人物像を、映画になぞらえたら?というコーナー。
今回は、タロットカード「月」と、映画「花様年華」。

正位置
迷い、疑い、三角関係、隠し事、不倫、先が見えない状態、曖昧
見る日によって形を変える月そのままに、本心の見えない状態を表します。
恋愛で見たときにこのカードが出ると、やはり第三者がいて三角関係になっていることが多いです。
恋愛以外でも、関係性をうやむやにしておきたい事情がどちらかにあります。
そうしておきたい理由があるために、1歩引いて接している状態です。
相手を疑ったり、言葉の裏を読んだりする時も、このカードの正位置が出ます。
カードがどの位置に出たかで、本当にそうなのか、疑心暗鬼になっているだけなのかの見極めが必要です。
逆位置
複雑な関係の解消、疑いが晴れる、悩みが解決する、隠し事が明るみに出る
逆位置の方が意味が良くなる、数少ないカードの中の一枚。
月明かりの暗い道に突然ヘッドライトが照らされたイメージです。
誤解の中で苦しんでいた人にとっては好転の光ですし、隠し通しておきたかったことがある人にとっては、再び暗闇に隠れたい気持ちになるかもしれません。
ただ、日の元に晒したあとは、やっぱりそうする方が良かったのだと、徐々に納得できるカードなのです。
タロットに絡めた映画のお話
私はウォンカーワイ監督の映画が好きで、本当に本当に好きで。
中でもこの「花様年華」はスクリーンいっぱいの赤が怪しくて、画面の2人はプラトニックといっても良いほど潔癖なのに、なぜかとても官能的で。
大好きな映画です。
主演のトニーレオンは、相手役のマギー・チャンは「元カノ」という存在なのに、すごく良い関係で。
映画さながら本当に素敵な二人で。
その後、長年の恋人だったカリーナ・ラウと結婚しましたが、個人的にはトニーには実生活でもマギーを選んでくれたら嬉しかったと勝手に思っています。
ここからネタバレ⇩
二人の間には通い合うものが確かにあるはずなのに、表面上は練習として、何もないかのように努めて振る舞うのが月の関係という感じです。
そして観客の私たちにも革新的な事は何も見えない見せないんですね。
一人で食べるよりもおいしいからとか、執筆のための部屋だとか。
あくまでそれが前提なのです。
ただそのミスリードがラストでの壁の穴への告白で変わってきます。
チャンは離婚したの?
連れていたあの子供は誰の子?…
ここでも月の正位置のように、決してヘッドライトで照らされる事はなく。
チャウの告白した秘密は、多分この先もずっと土で塞がれた穴の中に埋まったままなのでしょうけども。
隠していたことが露わになる事は、決してハッピーエンドばかりではないと思います。
チャウとチャンは大人だったからこそ、「ごっこ」を通したのですよね。
月のカードが出たとき、何事も白黒つけることが最善なのかと言う目線で、一度立ち止まるのも良いかもしれません。
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